【増えてます】心理的安全性を求める転職者

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仕事、職場に求めるものは?

採用担当歴17年目、自身も複数回の転職を経験している、人コーです。

ほぼ毎日、面接などの採用活動をしています。

ここ最近、候補者さんとの面接中や、あるいはエージェントの担当者の方とお話ししていて、変化を感じることがあります。

転職活動中の方が次の仕事、職場に最優先事項として求めるものが、「心理的安全性」に変わりつつあるということです

価値観を問う質問と、その最近の答え

私が面接時に、候補者の方に必ずしている質問があります。

「仕事、職場に求めるものはたくさんありますが、

①お金(給与、賞与、および住宅補助のような金銭的な福利厚生を含む)

②業務内容(自分のやりたい仕事、自分に向いている仕事か)

③職場環境人間関係、就業場所、労働時間、リモートワークが可能か、等々)

のシンプルに3つの要素に絞ってもらうと、その比重や優先順位はどうなりますか?」 というものです。

恐らく、これまでに数千人にこの質問をさせてもらいました。今までは、

優先順位1番は②の業務内容で、感覚的には6割の方がそうでした。

次いで、①のお金の方が3割ぐらいで、③の職場環境を一番にする人は1割ぐらいの少数派でした。

しかしこのところ、③の職場環境を最優先にする人が増えてきています。

なぜ職場環境を最優先されたいのか、理由を聞いてみると、求めているものは在宅勤務やフレックスタイムのような働き方の柔軟性や、さらには残業が少ないといったワークライフバランスというわけでなく、要するに、

「ギスギスしていない、平和な職場」で働きたい、とのことなのです。

心理的安全性を求めて転職する理由

心理的安全性を求めて転職する理由は、人それぞれでしょう。

以下に、考えられる主な理由をいくつか挙げます。

1.慢性的なストレスやプレッシャー

長時間労働や厳しいノルマ達成目標、人間関係の悩みなど、慢性的なストレスやプレッシャーは、心身の健康を悪化させ、最悪の場合、うつ病や不安障害などの精神疾患を引き起こす可能性があるでしょう。

2.ワークライフバランスの崩壊

仕事とプライベートの時間をうまく両立できず、常に仕事のことを考えてしまう状態は、心身ともに疲労困憊し、健康を損ねるリスクが高まるでしょう。

3.自己価値の低下

上司や同僚からの評価が低かったり、自分の能力を発揮できずにいると感じたりすると、自己肯定感が低下し、自信を失って、社内に自分の居場所がないように感じてしまうことがありえます。

4.将来への不安

現在の職場でキャリアアップが難しいと感じ、収入増が見込めなかったりすると、将来への不安を抱え、心穏やかに過ごせなくなる可能性が高まるでしょう。

様々な理由が考えられますが、人コーの肌感覚では、

・人間関係が悪いギスギスした職場で

・過度にプレッシャーかかっており

・社内に自分の居場所がない(あるいは肩身が狭い)

と感じている転職活動中方が、このところ増えているように感じます。

なにが原因でそうなっている?

一体、なにが原因でそうなっているのでしょうか?

いろんな要因が考えられますが、私の個人的意見としては、心に余裕がない人が増えているため ではないかと感じています。

心に余裕がない人は、誰かを攻撃したり、マウンティングを取って見下したりして、自分を誰かの上の存在にしておくことでしか、平静を保てない。

いくつかの心理学の本で、そのような記述があったと記憶しています。

そういう人が多い職場だと、社内の雰囲気はギスギスして、人間関係が良いわけはなく、「自分がここに居続けてよいのか?」と思い、転職を考えるのも当然でしょう。

心理的安全性を求めて転職する際のポイント

心理的安全性を求めて転職を成功させるためには、以下のポイントを意識することが重要です

自分の価値観を明確にする

どのような仕事をしたいのか、どんな職場環境が理想なのかといった、自分の価値観を明確にすることが最重要です。

・心身の健康状態を把握する

転職活動中は時間と労力を要します。活動にストレスを感じたり、活動中に体調を崩したりしないよう、現在の心身の健康状態を把握し、無理のないペースで進めることが大切です。

転職エージェントを活用する

転職エージェントは、求人情報の紹介だけでなく、キャリアカウンセリングや面接対策など、転職活動の様々なサポートをしてくれます。担当者と密にコミュニケーションをとりましょう。

十分な情報収集をする

希望する企業や職種について、十分な情報収集を行い、自分が本当に求めている環境かどうかを慎重に判断することも重要です。

焦らずじっくりと転職活動を進める

心理的安全性を求めて転職する場合は、焦らずじっくりと時間をかけて、自分に合った職場を見つけることが大切です。 面接に行った時の会社の雰囲気、面接官の印象も、次の職場を決める上で大事な要素です。

まとめ

心理的安全性を求めての転職は、心身ともに健康で充実した生活を送るための、重要な選択肢です。転職を成功させるためには、自分の心の声を聴き、自分のコンディションを見つめなおしましょう。すなわち、自分の価値観を明確にし、心身の健康状態を把握することが重要です。その上で、十分な情報収集を行い、焦らずじっくりと転職活動を進めることが大切です。

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