シンプル is ベスト!
人事歴17年目、自身も複数回転職を経験している、人コーです。
履歴書や職務経歴書を作成する際、ついあれもこれも詰め込みたくなってしまうもの。
しかし、情報過多は逆効果!
読み手である人事担当者の負担を増やしてしまう上、せっかくの自分のアピールポイントが、余分な文字の中に埋もれてしまう可能性もあります。
そこで今回は、【シンプル is ベスト!】をテーマに、履歴書・職務経歴書の「書きすぎ」NGポイントと、見やすく簡潔に仕上げるためのポイントをご紹介します。
応募企業に響かない「書きすぎ」NGポイント
1. 職務経歴書の「業務内容羅列」
職務経歴書は、単に過去の業務内容を羅列する場ではありません。
それぞれの経験から得たスキルや成果を具体的に示し、応募先企業でどのように活かせるかをアピールすることが重要です。
しかし、長年培ってきた経験を全て書き込もうとすると、どうしても冗長になりがち。そして結果的に、人事担当者にアピールしたい情報が、多すぎる情報量の中に埋もれてしまい、見えにくくなってしまうのです。
実際、情報量が多すぎて、採用担当が読む気が失せるような履歴書、職務経歴書を書かれる方は、少なからずいらっしゃいます。
2. 履歴書の「職歴・学歴の過剰記載」
履歴書は、職務経歴書とは異なり、簡潔に情報をまとめる必要があります。
ぶちゃけ、履歴書の情報は、必要最低限で充分です!
職歴や学歴に関しては、応募先企業にとって特に重要と思われる項目のみをピックアップし、簡潔に記載しましょう。
例えば、職歴の場合は、応募職種に関連する経験や、スキルアップに繋がる経験を中心に記載します。
短期のアルバイト等は、その業務が志望先と関係がないなら書かなくてもOK。
試用期間(一般的には3か月)以内に退職した場合は、書かなくても問題ないとされています。ハローワークの担当の方も、求職者にそのように指導するそうです。
学歴の場合は、最終学歴や、関連する資格・免許などを記載しましょう。たまに小学校や中学校まで記載する方がいますが、それらは採用する側にとっては必要ない可能性が高い情報です。(幼少期に海外で育った等、かなり珍しく、かつ強調したい経歴の場合は除きます。)
趣味・特技は、会話を広げるきっかけになりますので、書いておくのはアリです。
その場合も、「読書」「旅行」「テニス」等、シンプルに記載すればOKで、長文は必要ありません。
3. 読みづらい「文字量・レイアウト」
せっかく丁寧に内容を書き込んでも、文字量が多すぎたり、レイアウトが整っていないと、読みづらく評価を下げてしまう可能性があります。
ポイントを適切にまとめる力も、大事なスキルの一つです。
履歴書はA4サイズ1~2枚(=両面印刷で1枚)またはA3横1枚、
職務経歴書はA4サイズ4枚(両面印刷で2枚)まで
に収まるよう意識し、箇条書きや見出しを活用して、読みやすいレイアウトを心がけましょう。
シンプルで魅力的な履歴書・職務経歴書を作成するためのポイント
1. 応募先企業をしっかり分析
履歴書や職務経歴書を作成する前に、必ず応募先企業をしっかりと分析しましょう。
企業理念や事業内容、求める人物像などを理解することで、企業が求める人物像に合致した内容を盛り込むことができます。
2. 具体的なエピソードでアピール
単にスキルや経験を羅列するのではなく、具体的なエピソードを交えてアピールすることで、説得力が増します。
例えば、「売上を10%アップさせた」「コストを20%カットできた」という経験をアピールする場合は、どのような施策を実行したのかを具体的に記載しましょう。例えば、「少数の大口顧客に集中して営業活動を行った」、「チャットアプリを活用して情報共有を効率化し、電話やメール、報告書作成に要していた時間を削減した」というようなことです。ただし、冗長にならないよう、できるだけ文字数は少なめに。
3. 客観的なデータで成果を裏付ける
可能な限り、客観的なデータで成果を裏付けましょう。例えば、売上アップの場合は、「10%アップ」といった、具体的な数値を記載します。コストダウンや時間削減についても同様に「20%カット」というように、具体的に記載しましょう。顧客満足度向上に貢献した場合は、アンケート結果などを示しましょう。
4. 誤字脱字は厳禁
誤字脱字は、だらしない印象を与えてしまいます!
提出前に必ず誤字脱字がないか確認しましょう。
5. 第三者に添削してもらう
できれば、友人や家族など、第三者に添削してもらいましょう。
エージェントを利用する場合は、担当者に添削を依頼しましょう。有償で履歴書等の添削サービスを提供している方もいますので、活用するのも有効な手段です。
(人コーも、とあるコミュニティー内限定で、履歴書添削問&面接対策をしています。既に20人以上のご依頼者が内定を獲得されています。)
客観的な意見をもらうことで、改善点を見つけることができます!
まとめ
履歴書や職務経歴書は、応募企業への第一印象を左右する重要な書類です。
まず書類選考を通過しないと、面接にたどり着けません。シンプルで読みやすく、応募先企業に響く内容を心がけ、作成しましょう。
人コーの経験では、
仕事ができる人ほど、履歴書、職務経歴書は、必要十分でシンプル
そうでもない人ほど、無駄に文字数、ページ数が多い、という傾向があります。
シンプル is ベスト!
簡潔な履歴書と職務経歴書を準備して、書類選考を突破しましょう!
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