会社が20代転職者に求めるものは?
採用担当歴17年目、自身も複数回転職を経験している、人コーです。
近年、企業における採用活動において、20代の求職者に対する評価軸が、大きく変化していると言われています。
従来であれば、学歴や職歴といった実績を重視する傾向が強かったのですが、近年では将来性、人柄、熱意といった要素をより重要視する企業が増えています。
人コーの感覚では、将来性≧人柄≧熱意>>>>>実績>学歴 です。
背景は?
この背景には、以下のような理由が考えられます。
- VUCA時代と呼ばれる、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(不明確性、あいまいさ)が特徴的な現代社会において、過去の経験や実績だけでは将来の活躍を予測することが難しくなっている。
- AIやロボットの技術革新によって、これまで人間が担ってきた仕事が代替されつつあり、創造性や問題解決能力、コミュニケーション能力といった人間特有の能力がより重要視されるようになっている。
- 多様性を尊重する社会的な潮流の中で、個性を活かせる人材や、組織に貢献できる人材を求める企業が増えている。
といったことが考えられます。
上記のような社会的背景、少々堅苦しいことも確かにありますが、採用担当の本音は、
社会人経験がまだ短い、20代の若者の実績は、乏しくて普通
それよりも、
・ウチの会社でどんだけ伸びるのか?=将来性
・今いる社員と上手くやれそうな「いいヤツ」か=人柄
・ウチでこれからやる仕事に、どれだけやる気、意気込みがあるか?=熱意
の3つが揃っているかを重視します。
若くて、イイやつで、熱意があれば、仕事は会社に入った後に、上司や先輩から学べるし、どんどん成長できます!
(絶対に内緒ですが、むしろ多少実績があって、それを自慢げにしている若者は、変に癖がついてる可能性がある≒素直さがなくて、伸びしろが小さい、とさえ思っています)
具体的に求められるもの
では、企業は具体的にどのような20代を求めているのでしょうか?
1. 将来性
- 新しい知識やスキルを積極的に学ぶ、成長意欲が高い人材
- 変化に柔軟に対応し、新しいことに挑戦できる人材
- 高い目標を持ち、それを達成するために努力できる人材
2. 人柄
- 明るく前向きで、周囲の人を元気づけることができる人材 少なくとも会社にネガティブな影響を与えない人
- 協調性があり、チームワークを大切にすることができる人材
- 誠実で、責任感がある人材 最低線、約束を守るとか、当たり前のことを当たり前に
3. 熱意
- 仕事に対して情熱を持ち、仕事に意義ややりがいを感じることができそうな人材
- 目標達成に向けて努力を惜しまない人材
- 困難に直面しても諦めず、最後までやり遂げることができる人材
これらを持っていれば、極端な話、後からイヤでも実績はついてきます!
まとめ
これらの要素を満たす20代の人材は、企業にとって宝のような存在です。
たとえ、これまでの実績がなくても、
将来性、人柄、熱意があれば、必ず活躍できるチャンスがあります!
20代の皆さん、ぜひ自分の強みを活かして、企業で活躍できる人材を目指してください。
最後に、私の個人的意見としては、
20代の方は、素直でいいヤツ、ならそれでOK!
熱意があれば更にウェルカム!
それだけあれば、仕事は先輩からガンガン吸収出来るよ!
そしたらそのうち、イヤでも実績がついてくるよ!
です!
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